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稽留流産のこと2

近所のクリニックで稽留流産疑いと言われ、自宅でひとしきり泣いた後、紹介先の病院に向かった。

初めて行く病院。

思えば成人してから、こんな大きな病院に患者として行くのは初めてかも。初診の手続きなど分からなくて右往左往する。

急患なので待たされる。待合室にはたくさんの妊婦さん。ぼーっと、掲示板とか壁のポスターとか見て過ごす。

しばらく経ってから、ネットで稽留流産について調べ始めた。稽留流産そのものについての説明記事はあるものの(用語の説明、起きる確率、考えられる原因など、"起きるまで"の話)、それになった後、妊婦さんに何が起きるのかについて説明している記事は見当たらない。

探すうちに経験者のブログが出て来た。


ーーん?手術って書いてある、、、?


手術!そんなことは全く頭の中に無かった私は軽くパニック。じゃあどうなると思っていたのかと問われれば困るけれど、薬など飲んで終わりかと思っていた。

私に常識がないだけなのか?みんな知ってることなの?

手術、手術、手術、、、

流産のショックは手術への恐怖心にすっかり飲み込まれてしまった。慌てて検索し直す。「稽留流産  手術」


やはりブログ記事が役立つ。

日帰りの場合も、入院の場合もあるらしい。

そうこうしているうちに名前を呼ばれる。

診察室が埋まっているらしく救急外来で診察を受ける。

女医さんが2人(多分研修医と指導医)。改めてエコーで診察を受ける。やはり、赤ちゃんの心拍は確認できなかった。

「初めの先生の見立てと同じですね。ただ、私たちの病院で診察するのは今日が初めてなので、日をあけてもう一回診察してから、確定診断をしたいです」

とのこと。もう一回きちんと確認したいと言ってくれたことで、信頼できそうな先生達だなと感じる。


年の瀬ということもあり、もしも確定診断が出た場合についての説明も受ける。

稽留流産と診断された場合、1. 赤ちゃんや子宮内の組織が自然に出るのを待つ方法、2. 手術で取り出す方法、の2つがあるとのこと。

どちらが良いですか?と聞かれる。どちらが良いって言われても…今日さっき稽留流産て初めて言われて、2つの方法があるなんて今聞いたばかりだし、2つそれぞれのリスクも分からないのに選べない。

とりあえず、「手術の方が次の妊娠がしやすいとか、そういう違いはあるんですか?」と質問。

「うーんと、自然に待つことの一番のデメリットは、いつどこで出てくるかわからない、ということ。それから、かなり多く出血するので、ビックリして救急車を呼んでしまう人もいるくらい」

しゅ、しゅっけつ、、、救急車を呼ぶくらいの出血量に自分が耐えられるとはとても思えない、、、生理には慣れていても血はダメなのだ。医師のこの言葉で私の気持ちは一気に手術に傾く。

「仕事もしていていつ出血するかわからないのは困るので手術でお願いします」

医師たちはその答えを予想していなかったのか、ちょっとビックリしたような顔に見えた。それも一瞬のことで、すぐに手術の空きなどを確認してくれて、次の診察の日にやはり稽留流産と診断されたら、そのまま入院することになった。

朝、最初の病院に行ってからここまで4時間の出来事。急展開すぎて自分の口が自分じゃないみたいというか、手術を選んだのは自分だけれども、状況について行けていない。

選ばされたと言ったら先生達に悪いけれど、選ばざるを得なかった、というのが正直な感想だ。



続く。