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稽留流産のこと3

稽留流産疑いあり、次の診察で確定診断が下ったら入院・手術の予定となった。次の診察は、5日後。

それまでの間に大量に出血することがあれば、電話してすぐに来てくださいと言われる。しかも、出たものを持って来てほしいとのこと。


家に帰ってから、ベッドに横になる。また涙が出る。確定診断が出なかったことで、もしかしたら5日後には動いているかも知れない、なんて淡い期待もほんの少し抱く。

仕事は休むことにした。運良く連休前。そのまま眠りにつく。


それから診察までの数日は、変な体調の繰り返しだった。

実は、今から思えば先日の検診の数日前からも、体調は変だった。

オリモノが出ていて、また、腰痛がひどく座っていられなくて早退した日もあった。検診前日はお腹も少し痛かった。ただ、ネットで見る限りこういう症状は妊娠の初期症状としてみられるみたいだし、胸は張っているし気持ち悪さ(悪阻的な)もあったので、気にしないようにしていた。


だけど、稽留流産疑いと言われた翌日からはまず、右下腹部の痛みが強く、夜中に腹痛で目を覚ますこともあった。

食べるとすぐ下痢をした(これは食べ過ぎのせいかも…)

2日後くらいから胸の張りが少しずつなくなっていって、「あぁ、これはもうダメなんだ」という感触が湧き上がって来た。

身体から赤ちゃんがスルスルと抜け出てしまっていく感覚。

夫は、まだ決まったわけじゃないからと、慰めてくれたけれど、私はもうダメだろうと全身で感じていた。夫を悲しませたくなくて口にはしなかったけれど。

出血するのが怖くて、ほとんど家の中で寝たり本を読んで過ごした。気持ちは上がったり下がったりの繰り返し。前述のようにダメだろうなーと身体が感じて覚悟は決まっていく一方で、手術への不安がどんどん大きくなっていった。


ネットで経験者のブログや掲示板をたくさん読んだ。身近な経験者にも話を聞いた。自然に出るのを待った人や予定外に出て来てしまった人は皆、出血量がすごかったそうだ。それから、皆やはり医師から出たものを持ってくるよう言われているが、トイレで出てしまったものを取り出すのは無理だったとも書いてある…そうだよね、トイレの中に手を突っ込むわけにもいかないし…

助産師の友達にも話を聞いた。その頃一番の疑問だった、手術の人と自然に待つ人とだったが多いのか(スタンダードなのか)という質問には、自分は直接手術に関わったことはないけれど、過去に流産経験のある妊婦さんで手術をした人は少なくない印象だ、と教えてくれた。

また、自然に出るのを待つ場合、出てこない間に感染症になってしまうリスクもあるらしい。あとは、自然に出たとしても、全部が出てこなくて残ってしまった場合はやはり手術しなければならないかもしれないらしい。


そんな話を聞いていたら、手術という選択は悪くないものだと思えるようになった。それが診察前日の夜…もともと不安を抱えながらの決断だったし、自分の選択を疑ってやっと戻ってこれた。

でもまだ不安が無くなったわけではない。なんせ初めてかかる病院で、初めての先生なんだから。

病院は総合周産期母子医療センターに指定されており、NICUもMFICUもある。きっと良い先生が集まっていた教育や研修もしっかりしているに違いない。

と自分や家族に言い聞かせた。