読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

稽留流産のこと5

いよいよ手術当日。水が飲めるギリギリの5:55に看護師さんが起こしてくれた。有難い!

昨晩は何度かうなされたり嫌な夢で目が覚めた。全身が汗だくだった。その割に、緊張のせいか微熱まである。その上、便秘気味。最後の排便時間を聞かれるのだが、微妙。本当は腸や膀胱が空の状態で手術した方が良いのだろうけれど…

手術は午前中なので、術衣に着替えてトイレを済ませていざ手術室へ。控室で待つ家族と別れて看護師さんと2人で入室。

入院した当初から各場面で、患者の名前チェック(本人に名乗らせる&手首の入院タグで名前確認)が徹底されているという印象を受けていたが、手術室でのそれはさらにすごい。まず患者は自分で名前を名乗り、今日はどこの手術を受ける予定か部位を言う。さらに、連れてきてくれた看護師さんが手術室全体の入り口と、実際に手術を受ける部屋とそれぞれで、引き継ぐ看護師さんに私の名前を言って確認する。なるほどこれなら取り違えは起きないだろうけど、高齢者は大変だなーと思ったり。


いざ手術台に寝転ぶと、麻酔の先生とか主治医、看護師が次々と顔を覗き込んで名前を言って挨拶してくれる。全部は覚えてられなかったが、安心感があった。手の甲に点滴管を入れて痛み止め、麻酔の順に入れられる。

「(手の)針の入ったところが痛いです」といったら、腫れなどないことを確認した上で、「薬が入っていくとき痛いかもしれないですね」と言って、誰かが手の甲をそっとさすってくれた。それで痛みが和らいだ気がする。そんなことを思っているうちに眠りにつく…


次の瞬間、名前を呼ばれて目を覚ます。「終わりましたよー!」すごいな麻酔。一瞬の出来事だ。朦朧とする意識の中で、「無事に取れましたか?」と聞くと、主治医が、「はい!あ、取れたもの見ます?」と言ってくれたので頷くと、瓶に入った物を顔の前に出してくれた。赤いものがゆらゆら、、、中に白いものもあったような、、、でも意識が朦朧としていたのでよく覚えていない。ただ、見せてくれたってことはうまくいったんじゃないかな、と淡い安心感を得る。

手術台からベッドに移されて、ベッドのまま移動。途中で家族も合流。言葉になったかわからないけど、笑顔になれたかわからないけど、私は元気だよだ伝えたくて、微笑んだり何か言った気がする。

病室に戻る。この辺のことはあまり記憶がない。しばらく経ってからかな?主治医が診察に来た。その頃には意識もだいぶしっかりして来たので、歩けます、と言ったが、病室から診察室まで歩く間に激しい貧血を起こし看護師さんに支えられる。診察後、主治医からは、まだ血のたまりが内部に残っておりそれがでてくるはずだから、しばらくはナプキンをして交換する際には看護師さんに渡すようにいわれる(ナプキンの重さを測って出血量を確認するため)。診察中からどんどん貧血がひどくなり、歩けなくなって車椅子を借りる。

貧血のせいか、麻酔の副作用かはわからないが、気持ち悪くなって2回はいた。ただ昨晩から何も食べていないので胃液らしきものしかでない。酔うと貧血になる体質なので、酔っ払った後に満員電車に乗ってる時と似てるなーと思う。そう思っただけで、酒などしばらく口にしていないのに気持ち悪くなる…点滴を入れられながらしばらく眠る。

寝たり横になっていたら、数時間で貧血状態は回復してきた。14時頃には飲食も許可された。夕方には点滴も外された。ただ、次に入れることがあるかもしれないので、手の甲の針とシャント?は挿したまま。これが結構痛いのと気になってうまく眠れない。でも贅沢は言うまい。貧血から解放されてご飯が食べられるのだから。

出血は、生理の一番ピークの時のような感じが続く。は昨日まで便秘だったのに今日は下痢になったり、微熱も続いていた。が、気持ち的には徐々に上向き。

主治医は夕方にもう一度顔を見に来てくれた。それは嬉しかったが、先生が言った「この手術を受ける人にしては出血量が多かったから」が気になってしまう。体質の問題なのか、もしかして手術がうまくなかったからなのか…取りきれていないのか…こういう時は、マイナスな方向にばかり考えが行きがち。

その後も安静のために横になって過ごす。明日の診察次第。


続く。